第64号クロードコードが生み出す“意思決定革命”〜実行したオーナー社長だけが次代を担う新規事業を量産できる!
一昨日、あるメガバンク様のご紹介で、東京本社の社員300人規模の美容系サービス業へ伺わせて頂きました。
現社長へ代替わりして20年。
ところが、令和元年度決算以降、7期連続で営業利益マイナスが続いており、
「何とかこの状況を変えたい」
とのことで、私へご相談があったのです。
私は、社長室へ通される途中で、この会社の窮境原因がすぐに分かりました。
社長室の前に、一枚の紙が置かれていたのです。
私は秘書の方へ、
「この紙は何ですか?」
と尋ねました。
すると、
「社長へホウレンソウする順番待ちの紙です。」
とのことでした。
私は、その紙を見て驚きました。
何故なら、そこに書かれていた内容が、
「○○店の備品発注について」
「△△社員のシフト変更について」
「店舗スタッフの報告確認について」
等々、課長レベルどころか、
先輩社員へ相談すれば済むような、極めて些末な日常業務ばかりだったからです。
つまり、この会社では、
“社長が判断する必要のないこと”
が、毎日のように社長室へ集まり続けていたのです。
私は、その瞬間、
「この会社の窮境原因は、社長が、本来行うべき意思決定を行っていないことだ」
と確信しました。
社長の仕事とは、“管理”ではありません。
社長の仕事とは、“会社が向かうべき方向性を決めること”です。
ところが、この会社のオーナー社長は、
社員の日常の些末な行動を管理することで、“経営をしている気”になっていたのです。
クロードコード時代においては、このような会社は、真っ先に淘汰されます。
社長が行うべき意志決定とは!
今回のコラムでは、クロードコードが生み出す“オーナー社長の意思決定革命”について、
示して参ります。
私は、これからのAI時代において、企業格差を決定づける最大の要因は、“対話力”になるものと思っています。
AIは誰でも使えます。
しかし、同じAIを使っても、成果は同じになりません。
何故なら、AIは「入力された問い」「受け取った内容」に対して、答えを返すものだからです。
つまり、同じAIを使っていても、
「AIと双方向の対話が成立しているか」
によって、得られる成果は全く異なるのです。
このように、AIから高い成果を得ようとすると、
自らの意図をAIに正確に伝えるための“対話力”が必要となります。
オーナー企業で働く社員であれば、
何とかオーナー社長の意図を汲んで答えを出そうとします。
ところが、AIはオーナー社長の部下ではありません。
だから、AIを使う側の伝え方、AIを使う側の対話力が、極めて重要になるのです。
例えば、
「売上を上げろ!」という漠然とした問いしかできない企業と、
「自社のキラー経営資源を磨き上げるには、どの顧客層へ、どのような価値提供を強化すべきか」
と問いを立てられる企業とでは、
AI活用効果に圧倒的な差が生まれます。
私は、ここにAI時代の本質があると思っています。
一方的なコミュニケーションしかできないオーナー社長が経営している企業は、
“AIを導入したのに成果が出ない”
という状況に陥ります。
AIは、「どのように伝えれば相手に伝わるのか」
を考えられるオーナー社長にとって、極めて大きな救いとなるのです。
逆に、一方的なコミュニケーションしかできない思考停止したオーナー社長を救うことはありません。
すなわち、原理原則から問いを立てられるオーナー社長は、
クロードコードを活かし、自社の競争優位性を高めていきます。
つまり、AI時代とは、“対話力競争時代”なのです。
そして、この対話力競争時代において、社長の意志決定は劇的に変わります。
これまで、多くのオーナー社長は、
資料確認、集計確認、会議準備、数字整理等々、
“経営判断の前段階業務”
に大量の時間を奪われてきました。
しかし、クロードコードを活用すれば、こうした業務の多くは高速化されます。
オーナー社長のもとには、今までとは比較にならないほど多くの
“経営判断の前段階資料”が届けられるようになるのです。
しかし、ここで勘違いしてはいけません。
資料が増えることは、
“社長の判断材料が増え有効な意志決定に近づく”
ことを意味しているのではありません。
むしろ逆です。
社長は、“情報を収集する人”ではなく、
“決める人”へと変わらなければならないのです。
どの市場へ参入するのか。
どの顧客へ集中するのか。
どの事業から撤退するのか。
どのキラー経営資源を磨くのか。
これらを高速で意思決定し続けることこそ、
クロードコード時代のオーナー社長に求められる役割なのです。
しかも、クロードコード時代は変化スピードが極めて速くなります。
つまり、「考えてから動く」では遅いのです。
クロードコードを使いながら、リアルタイムで仮説を修正し、
意思決定し続ける経営が求められるのです。
ホウレンソウが大事と称して、
オーナー社長が判断するまでもない日常の些末な事項を決定し、
“経営をした感覚”でいるオーナー企業は、
今まで以上のスピードで市場から淘汰されるでしょう。
大事なことなので、もう一度お伝えします。
クロードコード時代においては、暇つぶしに、
社内の日常の些末な事についてホウレンソウを受けることで、
仕事をしたような気分になっているオーナー社長が経営する企業は淘汰されます。
クロードコード時代のオーナー社長に求められる能力とは、
“自社を儲けさせてくれている御客様が、いつまでも自社を好きで居てくれるよう、自社がどのような経営資源を磨くべきか”
“そのために、自社がどこへ向かうべきかを決める力”なのです。
そのためには、意思決定のための基準が明確であること、
キラー経営資源磨き上げの方向性が明確であることが、
今まで以上に重要になるのです。
私は、クロードコード時代が進展するほど、
“キラー経営資源の可視化”が、今まで以上に重要になると思っています。
キラー経営資源とは、
「自社を儲けさせてくれている顧客が、自社を好きでいてくれる動機を高めてくれることに作用する経営資源」のことです。
キラー経営資源を磨き上げれば、自社を儲けさせてくれている顧客だけでなく、
それと同質の新規顧客からも、自社が選ばれる誘因が高まります。
そのため、会社拡大時に、高い収益性を維持した状態での拡大が可能となるのです。
クロードコード時代では、情報格差は急速に縮小します。
商品比較、価格比較、競合分析等、一般的な分析は、
誰でもできるようになります。
つまり、当たり前の分析を行い、当たり前の経営を行う“普通の会社”は、
一気に埋没していくのです。
では、どのような企業が生き残るのでしょうか。
“自社を儲けさせてくれている顧客が、自社を選んでくれる理由を自己認識し、強化し続けられる企業”こそ、
クロードコード時代を生き残っていくのです。
「この会社の商品だから購入したい」
「この社長だから応援したい」
「この企業理念が好きだ」
こうした、“選ばれる理由”を可視化し、
再現化し続けられる企業こそが、
クロードコード時代では高い競争優位性を維持できるのです。
何故なら、クロードコードは、
多くの企業に等しく役立つ分析結果を届けることはできても、
個別企業ごとに異なる“熱狂的ファンを生む理由”
までは届けられないからです。
だからこそ、クロードコード時代では、
単なる効率化競争、経営情報量産競争だけにとどまらず、
キラー経営資源の磨き上げまで進めるオーナー社長こそが、
大いなる競争優位性を勝ち得るのです。
そして、クロードコードによる生産性向上を、
他社に先駆けて実践するオーナー企業には、
“余力”が生まれます。
時間余力、人材余力、利益余力です。
しかし、ここで極めて大きな差が生まれてきます。
何故なら、この余力を、“浪費”する企業と、
“未来への投資”へ変える企業とに分かれるからです。
例えば、クロードコード活用で利益が出たとき、
「その利益をそのまま享受して終わる会社」と、
「新規事業へ投資する会社」では、
5年後、10年後、決定的な差が生まれます。
私は、ここに、“永続不滅経営”の本質があると思っています。
オーナー企業は、本来、長期視点で投資判断できることが最大の強みです。
つまり、AIによって生み出された利益を、
次の事業、次の人材、次の市場へ投資できる企業ほど強くなるのです。
逆に、AI導入によって生まれた利益を、
単なる内部留保や短期利益で終わらせてしまう企業は、
徐々に競争力を失います。
クロードコード時代ほど、“利益の再投資能力”が重要になるのです。
そして、ここで極めて重要な役割を果たすことになるのが、
“エンジェル税制認定企業”が、“新規事業投資”に占める役割です。
クロードコードによって、生産性が向上し、利益が生まれ、
事業経営者が育ち始める。
しかし、それだけでは、“永続不滅のファミリービジネス群”は完成しません。
何故なら、新規事業には、必ず“資本”が必要だからです。
私は、これからのAI時代の勝者とは、
「クロードコードによって生まれた利益を、次の事業へ再投資できる企業」
だと思っています。
そして、そのために極めて強力な武器になり得るのが、
エンジェル税制認定企業なのです。
エンジェル税制認定企業を活用すれば、
次代を担う新規事業へと、資本を集めやすくなります。
オーナー社長自ら、100%のリスクを負わずに済むため、
新規事業へ取り組みやすくなります。
さらに、若手事業経営者候補へ、
“実戦形式で事業を任せる環境”も作りやすくなるのです。
つまり、クロードコードが“意思決定革命”を生み、
エンジェル税制認定企業が“事業創出革命”を生むのです。
この二つを組み合わせられる企業だけが、
クロードコード時代における“未来への投資”に成功し、
“永続不滅のファミリービジネス群”へと進化できるのです。
なお、ここまでお読みいただいたオーナー社長の皆様の中にも、
「クロードコードが凄いらしい!」
「クロードコードを導入すれば、出来ることが増えそう!」
「しかし、クロードコードなんて難しそうなものは自社には到底無理!」
そのように感じられていたオーナー社長もおられたのではないでしょうか。
しかし、本当に重要なのは、
“クロードコードを自社の意志決定に取り込むこと”だけではありません。
クロードコード時代において、本当に重要なのは、
“クロードコードによる意志決定革命をビジネスに活かし、
クロードコードによって生み出された余力を、どこへ向けるのか”なのです。
クロードコードによって、
分析、集計、資料作成、比較検討等は、今までとは比較にならない速度で行えるようになります。
その結果、オーナー社長の意志決定は劇的に変わることでしょう!
クロードコードは、画一的な業務や分析結果はもたらしてくれても、
「何故、自社が御客様から選ばれているのか?」
「どのキラー経営資源を磨くべきなのか?」
「どこへ投資すべきなのか?」
といった、自社固有の問題提起まではしてくれません。
だからこそ、これからのオーナー社長には、
「クロードコードを活かした意志決定が生み出した利益、時間、人材余力を、キラー経営資源磨き上げへと再投資できる経営力」
が求められるのです。
クロードコード時代における競争とは、単なる効率化競争ではありません。
“意思決定競争”
“キラー経営資源磨き上げ競争”
“未来投資競争”
なのです。
そして、その延長線上にあるのが、
新規事業の成功、事業経営者の量産、“永続不滅のファミリービジネス群”構築です。
それを容易にしてくれるツールがエンジェル税制認定企業なのです。
だからこそ、クロードコードによって生み出された利益を、
是非とも、エンジェル税制認定企業を活用した“未来市場への投資”へと繋げて頂ければと存じます。
なお、本コラムでお伝えした内容について、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
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一人でも多くのオーナー社長が、
“クロードコードによる意志決定革命”に留まることなく、
“キラー経営資源磨き上げによる永続不滅経営”を実現されますよう。

