第63号クロードコードが生み出す“事業経営者量産革命”〜実行したオーナー社長だけが実現できる“永続不滅経営”!
先週の土曜日、大学の同窓会がありました。
そこで私は、久しぶりに、
PwC、そして新日本監査法人に在籍している同級生達と、
コンサルティング談義に花を咲かせる機会がありました。
二人とも、世界のビック4と言われるコンサルティング会社の日本法人で、
現在は、大企業向けコンサルティングに携わっています。
そこで話題になったのが、
「今でも、彼らがコンサルティングを行う大企業ですら、業務フローやWBSが可視化されていない会社が非常に多い」
そのため、コンサルティングの現場では、
業務フロー、WBS、業務整理資料等を作成し、
クライアントの役員に示せるだけで、非常に重宝されるというのです。
私は、その話を聞きながら、同時に、あることを強く感じていました。
「時代が変わったな――。」
もし、これが10年前であれば、
こうした資料を短時間で整理し、
クライアントのキーマンに提示できるコンサルタントは、
一定の価値を持っていたと思います。
しかし、今は違います。
クロードコードを活用すれば、
業務フロー、WBS、業務整理、競合分析、収益構造分析等というものは、
驚くほど短時間で作れるようになりました。
これは、コンサルティング業界だけの話ではありません。
今や、ありとあらゆる分析は、クロードコードを活用すれば、
極めて高速に行える時代へと突入しているのです。
そして私は、その瞬間、こう思いました。
「これからの時代、“分析手法をこなせるできる人”の価値は下がる。」
「逆に、“分析結果を見て、キラー経営資源磨き上げの知恵を出せる人”の価値は、一気に高まる。」
これは、事業会社における事業経営者や幹部社員についても、
全く同じことが言えます。
今後、クロードコード時代に適応した事業経営者育成を行える企業こそが、
事業経営者量産に成功し、
“永続不滅のファミリービジネス群”を築き上げることができるでしょう。
では、クロードコード時代の事業経営者量産とは、一体、どのようなものなのでしょうか?
今回のコラムでは、クロードコード時代の到来が生む“事業経営者量産革命”について、
オーナー社長に役立つ視点から、お伝えして参ります。
①クロードコードの普及は、属人化経営が全く通用しない時代をもたらす
「あの社長が居なければ会社が回らない」
そういうことを耳にする機会があるのではと思います。
一見すると、優秀な社長が率いている会社に見えるかもしれません。
しかし実際には、それは、“再現性が存在しない会社”に過ぎません。
特にオーナー企業では、営業判断、価格決定、採用基準、資金繰り感覚まで、社長個人の頭の中に依存しているケースが少なくありません。
その結果、社員は、「社長の顔色を見る能力」ばかりが高まり、“経営判断能力”が育たないのです。
そして、事業承継を迎える段階になると、
「後継者が先代と比べて見劣りするように映る」
という問題が起きます。
私は、この問題の本質は、“属人化”そのものではないと思っています。
本当の問題は、“経営の再現性が低いこと”にあります。
これまでの時代は、
「経験が長い」
「いろんなことを知っている」
「勘が鋭い」
という人材が重宝されてきました。
しかし、クロードコードが普及すると、この構造が大きく変わります。
クロードコードを活かした経営が浸透した後の世界では、
「あの人しか分からないこと」は、全て、クロードコードの中に落ちていきます。
何故なら、これまで“経験者しか分からなかった情報整理・分析”を、
クロードコードが高速で行えるようになるからです。
つまり、単なる情報保持者の価値は、一気に低下するのです。
その結果、属人化企業ほど苦しくなります。
「あの人しか分からない」
「あの部長にしかできない」
という状態は、クロードコード時代には、
“組織としての脆弱性”を露呈する経営にしかならないからです。
さらに、この流れは、社長だけではありません。
事業経営者や中堅管理職にも押し寄せます。
今まで、情報を抱え込むことで、自らの立場を誇示してきた管理職の価値は、急速に低下していきます。
様々な資料を作成し、
上司へのホウレンソウが上手いことで評価されてきた“ホウレンソウ人間”や“資料作成人間”は、
クロードコードによって急速に価値を失っていくのです。
クロードコード時代に必要なのは、“情報を抱え込む人”ではありません。
“暇な時間に情報を加工してホウレンソウする人”でもありません。
クロードコードが整理・分析した結果を見て、
「何が利益につながるのか」
「どこにキラー経営資源があるのか」
を考えられる人なのです。
つまり、AI時代とは、“考える力”が、より重要になる時代なのです。
大事なことなので、もう一度お伝えします。
これから必要なのは、“社長の思考を理解し、自ら経営判断できる人材”なのです。
②単なるホウレンソウ人間は、急速に価値を失う
私は、これからの時代、最も厳しくなるのは、“ホウレンソウ人間”と、
それを重宝するオーナー社長です。
何故なら、クロードコードは、
集計、分析、比較、資料作成を、極めて高速に行えるからです。
例えば、これまで会社の中で評価されていた、
「資料を綺麗にまとめる人」
「報告書を作る人」
「会議資料を整理する人」
の多くは、クロードコードによって代替されていきます。
つまり、“まとめたものを報告する能力”を売りにする“ホウレンソウ人間”と、
それを重宝するオーナー社長の生存領域は、限りなく少なくなっていくのです。
では、これから求められる人材とは、どのような人でしょうか。
それは、クロードコードが出した分析結果を見て、自社のキラー経営資源磨き上げの知恵が出せる人材です。
キラー経営資源とは、自社を儲けさせてくれる顧客が、より自社を好きになるために、磨き上げるべき経営資源です。
つまり、これからの時代に必要なのは、
「このデータをもとに、どうすれば顧客満足につながるか」
「どんな市場へ参入すれば、自社の強みを活かせるか」
を考えられる人材なのです。
しかも、今までであれば、資料は手加工ですので、
“資料を作りながら考える”時間がありました。
しかし、これからは違います。
クロードコードとの対話の最中に、
同時並行で思考を進められる能力が求められるのです。
つまり、クロードコード時代の事業経営者には、
“思考のスピード”そのものが問われる時代になるのです。
実際、私自身も、クロードコードとの対話をしながら、
同時並行で経営改善や新規事業のアイデアが固めていくことが増えてきました。
つまり、クロードコード時代に求められる事業経営者とは、
“資料を作る人”ではありません。
“クロードコードが作成した資料から利益を生み出せる人材”
“クロードコードが資料を作成している間に、キラー経営資源磨き上げの知恵を出せる人材”
が求められるのです。
③クロードコードは、“事業経営者育成装置”になる
ここが、多くの人がまだ気付いていない、真の革命と言えます。
クロードコードの本質は、単なる効率化ではありません。
“事業経営者育成装置”なのです。
例えば、新規事業を立ち上げる際、これまでは、事業経営者自身に業界経験が求められるケースが少なくありませんでした。
業界ならではの商慣習や、業界構造そのものがノウハウ化されていたからです。
しかし、クロードコード時代には、
クロードコードを活用することで、市場分析、競合分析、収益構造分析、ターゲット分析を、極めて短時間で行えるようになります。
つまり、能力の高い事業経営者が新規事業に携わった場合、
“未知の分野への参入障壁”が、大きく下がるのです。
そして、その分析結果を持って、新規事業を経営できる事業経営者が、
重宝される時代が到来します。
その結果、若手社員でも、時代に適応した能力さえあれば、
クロードコードを活用しながら、新規事業の仮説構築を行えるようになります。
これは極めて大きな変化です。
今後は、「長年その業界にいた人」よりも、
「クロードコードを使い、短期間で事業構造を理解し、既存事業とキラー経営資源を磨き合える新規事業を構想できる人材」
の方が価値を持つ時代が到来するのです。
私は、ここに、“事業経営者量産革命”の本質があると思っています。
クロードコードを活用し、
既存事業とキラー経営資源を磨き合える事業構想を行える事業経営者を抜擢できるオーナー社長こそが、
事業経営者を量産し、永続不滅のファミリービジネス群構築への近道を手にできるのです。
④AI時代は、“少人数コングロマリット経営”が加速する
クロードコードが普及すると、企業経営は大きく変わります。
これまでの時代は、「人を増やして売上を伸ばす」という発想が中心でした。
しかし、クロードコード時代は違います。
クロードコードによって、間接業務が大幅に削減されることで、
少人数でも複数の事業を管理できるようになります。
例えば、経理、分析、資料作成、競合調査、マーケティング分析等を、
クロードコードが補助することで、
“本来、経営者が行うべき判断”へ時間を集中できるようになるのです。
その結果、これまで一社経営しかできなかったオーナー企業でも、
複数事業を束ねる“コングロマリット型経営”へ進化できる可能性が出てきます。
そして、そのためには、“社長の分身”となり、
キラー経営資源を磨き合える事業構想を行う
真のファミリービジネスの成長を支えうる事業経営者が必要になります。
私は、クロードコードは、こうした“真にファミリービジネスを成長させうる社長の分身育成”を加速させると思っています。
何故なら、キラー経営資源磨き上げの視点、社長の考え方が、
クロードコードによって共有しやすくなるからです。
さらに、前回のコラムでお伝えしました通り、
クロードコードの活用により、多くの業務が兼務可能になります。
「営業と商品開発」
「宣伝広告と情報システム」
場合によっては、今まで数百人で回していた本社を、数人で回せる時代も到来するでしょう。
そうなりますと、クロードコードさえあれば、
どの業務とどの業務を、誰に統合可能か、事業経営者には、その判断が求められます。
つまり、クロードコード時代の事業経営者には、
“現場業務の理解力”が求められるのです。
ますます、オーナー社長の好き嫌いで、
「実力は無いがリーダーシップがある人」
「実力は無いが人格者っぽく振る舞える人」
を事業経営者にしている企業は淘汰されます。
クロードコード時代の事業経営者人事においては、
フェアーな意思決定をせざるを得ない時代が到来するのです。
⑤永続不滅経営は、“事業経営者量産力”で決まる
これからの時代、企業価値を決めるのは、売上規模ではありません。
変化のスピードが加速するクロードコード時代では、
“何人の事業経営者を生み出せるか”が、より一層重要になります。
しかも、その選定基準も劇的に変わります。
これまでは、
「何となくリーダーシップがある」
「社長のお気に入り」
「人格が良さそう」
という曖昧な基準で、後継者候補が選ばれることも少なくありませんでした。
しかし、クロードコード時代は、全く異なります。
クロードコードを活用すれば、
分析力、仮説構築力、利益創出力、キラー経営資源発見力の差が、極めて明確になります。
つまり、“考える力”の差が、可視化されるのです。
そして、これから本当に強い企業は、クロードコードを活用しながら、
次々と事業経営者を育成し、新規事業を生み出せる企業です。
私は、その先にあるものこそ、“永続不滅のファミリービジネス群”だと思っています。
クロードコードによって、事業経営者育成スピードが加速すると、
オーナー企業は、“次の事業”を次々と立ち上げられるようになります。
しかし、新規事業には、当然、資本が必要です。
だからこそ、クロードコード時代には、
より一層、エンジェル税制認定企業を活用した新規事業創出が重要になるのです。
エンジェル税制認定企業を活用すれば、次世代事業へ資本を集めやすくなります。
さらに、若手事業経営者候補へ、“実戦形式で事業を任せる環境”を作りやすくなります。
つまり、クロードコードが“事業経営者量産装置”となり、
エンジェル税制認定企業が“事業創出装置”となるのです。
私は、「クロードコード+エンジェル税制認定企業」この組み合わせこそが、
AI時代における、“永続不滅のファミリービジネス群構築”の本質になると思っています。
なお、ここまでお読みいただいたオーナー社長の皆様の中にも、
「一般社員の中から、事業経営者などそうそう育たない!」
「うちには事業経営者候補すら育たない」
「AIが普及しても、自社の幹部育成には関係ない」
そのように感じられていた方もおられたのではないでしょうか。
しかし、本当に問題なのは、“人材がいないこと”ではありません。
DX化、AI化、そしてクロードコードの普及によって、
“単なるホウレンソウ人間や資料作成人間の価値が急速に低下していること”なのです。
クロードコード時代に求められる事業経営者像は、大きく変化しているのです。
これからの時代、
分析、集計、比較、資料作成等は、クロードコードが高速で行えるようになります。
だからこそ、これからのオーナー経営には、
「クロードコードが分析した結果を見て、キラー経営資源磨き上げにつながる知恵を出せる人材」
を量産するための、時代に対応した量産プロセスが求められるのです。
クロードコードが生み出す事業経営者量産革命とは、単なる効率化ではありません。
“少人数で複数事業を束ねられる組織へ進化する革命”なのです。
そして、その延長線上にあるのが、
新規事業、多角化、事業承継、さらには、“永続不滅のファミリービジネス群”構築です。
だからこそ、新規事業に取り組む際には、
是非とも、エンジェル税制認定企業を活用した“次世代型ファミリービジネス群構築”
にチャレンジしてみてはいかがかと存じます。
なお、本コラムでお伝えした内容について、
さらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
▶︎ MKUコンサルティング
当社では、一人でも多くのオーナー社長が、
“属人化経営”から脱却し、
“事業経営者量産による永続不滅経営”を実現されますことを、心より願っております。

