第37号:エンジェル投資とエンジェル起業の両立が未来の資金最大化を実現する!
昨日、クライアントのセッティングで“関西でホテルを複数経営されているオーナー社長”とお会いしました。
私の専門分野が、“エンジェル起業を活かした多角化経営成功によるビジネス拡大”
ということもあり、
相談内容は、今後、エンジェル起業を活用して、
ホテル以外の分野にも積極的に進出し、
「息子や孫にも胸を張って引き継げる一大ファミリービジネスを築きたい」
ということでした。
お話しを伺いながら“ある一つの想い”に至りました。
昨日、面談したオーナー社長の頭の中には、
「経営とは人、モノ、金等経営資源に関する意思決定を行うことである」
という間違った観念がこびりついていました。
つまり、“時間軸経営の視点”が欠如していました。
会社の中では全知全能の創造主である創業オーナー社長
いつでも自由に自らの意思を行使できる創業オーナー社長だからこそ陥る罠
“時間軸経営の希薄“という罠が、そこにはありました。
時間軸経営思考が希薄ですと
”選定する事業も素晴らしい“
”人材も育っている“”幹部社員が育つ環境が備わっている“
”社員は定着する“”社員は高いモチベーションである“
”資金も比較的潤沢である“
なのに、思う程、会社が成長しないということが起こります。
昨日お会いした創業オーナー社長の方も、
経営判断の時期を最適化するという発想を強く持たれれば、
10年以内に、一大ファミリービジネス群を築くことも可能だと感じました。
時間軸経営とは、
「経営資源の配分に”時間軸=いつという概念“を加える経営思想」を言います。
この考え方が希薄ですと、
”早すぎる投資による事業失敗“
”遅すぎる意思決定による事業失敗“
を重ね、ビジネスは、思うように成長しません。
逆に、時間軸経営に成功すれば、
経営判断の効果は増幅し、
エンジェル起業を活かした一大ファミリービジネス群の構築は一気に進みます。
そして、この「時間軸経営視点」は、
エンジェル起業を用いて会社を増やすときにも重要ですが、
エンジェル投資で資産を残すときにも重要な視点となります。
私は、12月5日、日本コンサルティング推進機構より
『オーナー社長が“永続性の壁”を超えるための五つの原理原則──エンジェル税制が創る永続不滅のファミリービジネス』
という本を出版しました。
本の中でも書かせて頂きましたが、
オーナー社長が、真に時間軸経営視点を養っていくためには、
エンジェル税制の活用が最短最速の方法と言えます。
そして、オーナー社長が、時間軸経営の視点を研ぎ澄ませるには
“その順番”が大切です。
最初に、“エンジェル投資による個人資産の拡大”を図ります。
次に、“エンジェル起業によるビジネス拡大”を図るのです。
なぜこの順番なのかに関する詳しい理由につきましては、
紙面の関係上、今回のコラムでは差し控えさせて頂きます。
とにかく、最初にエンジェル投資から入り、
次にエンジェル起業を活用したビジネス拡大に取り組む
これらを実現する過程で、時間軸経営の視点が研ぎ澄まされて行くのです。
そこで、“エンジェル投資による個人資産の拡大”と“エンジェル起業によるビジネス拡大”
これらを両立する過程で重要な手法の一つとなります
「ストックオプション」という手法について
御紹介してまいります。
「ストックオプション」という言葉を耳にされたことはありますか。
ストックオプションとは、
「あらかじめ定められた価格で将来その企業の株式を取得できる権利」
のことを言います。
令和6年度のエンジェル制度改正により、
有償の新株予約権を行使してエンジェル税制認定企業の株式を取得した場合にも、
エンジェル税制の優遇措置が適用できるようになりました。
この制度は、エンジェル税制の全ての制度
「優遇措置A」「優遇措置B」「プレシード・シード特例」に活用できます。
また、エンジェル税制で、同一年に複数の制度を用いる場合、
複数のエンジェル税制認定企業に投資しなければなりません。
ところが、この「ストックオプション」を用いますと、
私が代表を務めている株式会社maximum一社への投資だけで
同一年で、複数の制度を用いることが可能となります。
この「ストックオプション」は、
エンジェル起業の観点から、大きなメリットがあります。
リスク回避志向の高い日本人に取りまして、
創業間もない企業への投資には、まだまだ高いハードルが存在します。
そういうケースでは、
とりあえず、エンジェル投資の前に、この「ストックオプション」を購入して頂く
というステップを踏めば、
エンジェル投資をするまでには踏み切れない“投資家予備軍”を有償で募ることができます。
この「ストックオプション」は有償ですので、
会社設立から間もない時期に、返済不要の一定の資金が確保出来ることにもなるのです。
ここで、エンジェル投資において、
この「ストックオプション」を活用するという本題に戻ります。
時間軸経営を身につけ、エンジェル起業により多角化に成功するための第一歩、
それは、エンジェル投資の最適化から入っていくことです。
では、エンジェル税制認定企業の代表の視点から、
このストックオプションを活用し、
株式会社maximum一社への投資だけで同一年で、複数の制度を用いることが“合わせ技”の使い方について、
分かりやすくお伝えしてまいりましょう。
最初に、押さえておきたいことは、
ストックオプションを活用した優遇措置が適用されるタイミングです。
エンジェル税制による優遇措置の適応時期は、
ストックオプションが付与された日ではなく、
実際に金銭の払込みを完了し、株式を取得した日になります。
つまり、ストックオプションを行使し、
金銭の払込みを行って株式を取得したその年に、
「優遇措置A」「優遇措置B」「プレシード・シード特例」の適用を受けられるのです。
では、エンジェル投資家にとって、
エンジェル投資を行う前に、わざわざ有償で新株予約権を購入しておくメリットは、
一体どこにあるのでしょうか。
実は、そのメリットは三つ挙げられます。
今回のコラムは、ここまでになります。
次回のコラムでは、このメリットについて、
分かりやすくお伝えしてまいります。
エンジェル税制の本質は、
投資家がより投資しやすい環境を整え、成長企業に資金を循環させ、
この仕組みを日本経済成長の起爆剤としていくことにあります。
だからこそ、投資家が制度の正しい枠組みを理解し、
この国に成長資金を循環させるという視点に立てば、
直近のコラムでも、お伝えしましたとおり、「家族信託」や「増資ラウンド」といった契約上の仕組みを組み合わせ、
「ストックオプション」を活用することで
“エンジェル投資による蓄財“も”エンジェル起業によるビジネス拡大“も
自らに最も適したかたちを自在にデザインできるよう設計されているのです。
なお、エンジェル税制の大恩恵をさらに詳しく知りたい方、
認定企業である株式会社maximumへ投資を検討されている方、
エンジェル税制認定企業を立ち上げ、
自らのビジネス拡大に活用されたいとお考えの方は、
ぜひ下記よりお問い合わせください。
▶ https://www.mku-consulting.com/maximuminc/
代表電話(03-5843-7228)にお電話をいただけましたら、
私のほうから折り返しご連絡もいたします。
すべてのオーナー経営者が、エンジェル税制のメリットを最大限活かし、
オーナー社長とそのご家族が愛する人たちと共に幸せであり続けますように。
エンジェル投資とエンジェル起業を両立し
全てのオーナー経営が永続不滅のファミリービジネスへと歩みを進めますよう!

